ドイツワイン13生産地域

フランケン地域

ドイツワイン生産地域の一つであるフランケン地域は、フランクフルトの東側に位置する丘陵地のワイン生産地域です。
ぶどう畑の大部分は、ジグザグに流れるマイン川とその支流の岸斜面にあり、川沿いにはワインを造る街が数多く存在します。
こじんまりした街もあれば、中世を色濃く残す街もあり・・・古都ヴュルツブルクはフランケン文化の中心地であり、ゴシック、バロック美術の宝庫として有名です。
ヴュルツブルグにはドイツで最も有名なバロック建築家バルタザール・ノイマン設計の宮廷教会があり、観光客も多く訪れるこの地域では、レストランやパブで必ずフランケンワインを飲むことができます。
また、 ブュルツブルク市が主催するワインフェスティバルも5月の終わりと9月の終わりにそれぞれ1週間にわたって開かれています。

フランケンワインというと、ずんぐり丸みを帯びたボトル、ボックスボイテルが有名です。
この特有のクラシックな形、ボックスボイテルとは、もともと「雄山羊のふぐり」という意味で、まさしく雄山羊をうしろから見ればまさにこのびんそっくりの形を眺めることができる、とてもユーモアあふれるかたちです。
このボトルには クワリテーツワイン以上のワインしか詰めることができないことから、フランケン地域のワインはボトルを見ればそれが良いものであると識別できますね。
特例として、フランケン以外でも近隣地域の指定の村、例えばタウバーフランケンではこのボトルを使うことができます。


ドイツワインといえばもっぱらリースリング種が有名ですが、ここフランケンではなんと言ってもシルヴァーナー種が有名です。
大陸性気候による長く寒い冬は霜の害をこうむる危険があり、晩熟のリースリング種はあまり栽培されていないのです。
また、マイン川沿いにライン本流東側のワイン地帯は、石灰質に富んだ地質となり、その結果西側とは対照的な味香のワインが生まれます。
ゆえに東のワインは「男のワイン」と呼ばれ、特に フランケンワイン は“苦み走った渋い男の味”、さらには“研ぎすまされた剣を突きつける戦士の味”などと評されています。
力強く男性的な辛口ワインは、ドイツワインファンのみならず絶大な人気を誇っています。

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